SSブログ

復活のホンダインサイト その6 ~国内仕様量産型 実車を観察する~ [クルマ・バイク]

P1003388.JPGP1003395.JPG

ついに昨日新型インサイトが発表されました。早速昼休みに「Hondaウェルカムプラザ」、ディーラーから招待状を頂いたので、仕事帰りに「内見会」に行ってじっくり見てきました。既に今日のメディアニュースに沢山記事も出ていますので同じことを書いてもしょうがない。私なりに感じたことで、筆を進めたいと思います。

P1003384.JPGP1003378.JPG

ウェルカムプラザでの人出はかなりの数で、前評判の高さを窺わせました。

P1003385.JPGP1003382.JPGP1003381.JPGP1003380.JPGP1003379.JPG

てっきり、イメージカラーはホワイトになるものと思っていましたので、これがあのフィットにもあるアースカラーっぽいブルーになるとは意外でした。北米仕様のブルーを見た時は正直イマイチかな、と思っていましたが、国内仕様を見るととても似合っているのが驚き。地味なカラーしかないシビックハイブリッドとは異なり、非常に良いチョイスだと思います。

P1003394.JPGP1003396.JPG

このタイプは中間グレードの「L」ですが、オプションの15インチアルミホイールはデザイン的には余り好きにはなれないのですが、写真で見るほど小さいタイヤには見えませんでした。こういったタイヤはエコカーにありがちな専用低転がり抵抗タイヤだったりするものですが、インサイトのタイヤはフィットと同じ何の変哲もないサイズを敢えてチョイスしたとのこと。維持費低減に大いに役に立ちそうで、顧客視線が行き渡っているな、と感じます。

P1003374.JPG

面白かったのは、「エコロジカル・ドライブ・アシスト・システム」の体験シミュレーターがプレイできたことです。手でブレーキとアクセルを操作して運転するものですが、端的にシステムのフィーリングを体験できました。

P1003387.JPG

屋内にはブルー、ホワイト、ガンメタがあり、外にはブラック、レッド、ホワイトと全色が見れます。

P1003393.JPG

ブラックは非常に精悍なイメージ。最近は車高の高い車ばかりが目立つ日本において、このようなただでさえ低い車高のインサイトをさらに低く見せる収縮色のブラックは、スポーティ度を増します。シビックタイプRよりも寧ろスポーツカー的にすら見えます。

P1003391.JPGP1003390.JPG

おそらくはご時勢的にホワイトと並んで人気にあるであろうシルバーですが、予想に反して地味。余りにも華というものがなく好きになれません。バンパーのメッキグリルが引き立たないのが原因でしょうか。

P1003375.JPGP1003392.JPGP1003389.JPGP1003386.JPG

意外だったのが、事前には全く眼中に無かったレッドが非常に良い感じだったことです。インサイトを見ていた女性にもこれは「赤カワイイ!」と凄く評判でした。最早赤い車に乗るような歳でもない私ですが、これはいいかも、と思いました。特に16インチホイールが良く似合う!

P1003380.JPG

このインサイト、写真ではあまり判らないかもしれませんが、ボディは非常にエッジが効いており、実にシャープな造形です。これは実物を見てもらうしかありません。

そして間近で見ると大変低いクルマに感じます。かといって乗り降りが困難な訳ではありません。インテリアの写真はお客さんが多かったので撮れませんでしたが、運転席はかつてのクーペにあったかのような包まれ感と、コクピットらしさがありワクワクさせられます。

懸念していた後席の居住性ですが、運転席を私のポジションに合わせ、そのまま後席に乗っても私(176cm)の頭は天井に付きませんでした。もちろんミニバンのように広々~とはいきませんが十分なスペースでした。膝周りも十分に余裕があります。むしろ、空力を重視して作られたこのデザインで、5ナンバーで、よくぞこのサイズを確保したものだ、と関心します。低床技術の面目躍如、といったところでしょう。

さて、夕方に仕事をはけて港区芝の東京タワー傍の「ザ・プリンス」へ移動し、ディーラーが招待した客に披露する「内見会」へ行ってみました。どうやら、インサイトの商談をした人などを中心に招待状が発送されたようで、私が行っているHondaCars東京中央他、いくつかのディーラー合同のイベントのようでした。

P1003355.JPG

いざ会場へ入ると・・・・ 人、人、人! 一体何百人いるんだか、凄い数でした。ディーラーの顔見知りの方に尋ねたところ、こんな盛況な内見会は初めて、とのことでした。インサイトを撮ろうにも人の切れ間が無くて撮影は困難を極めました。

P1003371.JPGP1003357.JPGP1003356.JPG

この会場は、内見会の前はメディア向けの発表会となっていたらしく、バッテリーやモーターの様子がよく判るカットモデルや、デザインコンセプトパネル、

P1003360.JPG

実際の様子がわかるエコロジカル・ドライブ・アシスト・システムデモも実施されていました。スピードメーター内の「アンビエントモニター」は思っていたよりずっときれいで、何かワクワクさせるものがあります。

P1003368.JPGP1003370.JPG

他にも、純正パーツ「モデューロ」フル装着仕様もありました。が、インサイトにはエアロパーツは蛇足かもしれませんね。

P1003367.JPG

しばらくすると、ステージでプレゼンテーションが始まりました。

P1003366.JPG

まずはHonda福井社長よりのビデオコメント、

P1003365.JPGP1003364.JPG

次に、開発責任者の関康成氏による説明が行われました。

P1003362.JPG

新型インサイトの開発コンセプトは、

①優れた環境性能 ②使い勝手の良い室内空間 ③軽快で気持ちの良い走り ④お求めやすい価格 というコンセプトで作られたという説明があり、「どんな優れた環境車であっても、多くの人の手に渡らなければ意味はない」という話で、「特別の車にはしたくなかった」という気持ちが語られました。

ちなみに、関氏は初売りのときに栃木のディーラーでインサイトをオーダーされたそうな。

P1003383.JPG

記者発表の席上、発表前に既に5,000台の予約が入っていることが明らかにされましたが、順調な出だしと言えるでしょう。

ハイブリッドカーを企業のイメージUP広告塔に使うのでも高級車の付加価値UPに使うのでもなく、真剣にハイブリッドを普及させるにはどうしたらいいか、それができないともうクルマは立ち行かない、という高い理想で作られたインサイト。これがこの不況渦巻く日本でどう評価されるのか、楽しみでもあり怖くもありますね。

 


nice!(5)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

nice! 5

コメント 4

のりドム&みさドム

大盛況ですね!
報道やHP見ていたら欲しくなってしまいます(笑)
我が家ではフィットを買い替えるならインサイトかという話も…
ウチ的にはモデューロパーツはアリです(^^)
ノーマルでもスタイルいいけどエコカーがスポーツカーに見えてくる感じがなかなか。
多数オプション着けても十分安いですね♪

T社のPは相変わらず燃費で勝負のようですが、ただでさえ給油回数の少ないエコカーで価格差埋めるのは至難の技ですね。
しかも現行モデルでは馬力差が10馬力も。。。
by のりドム&みさドム (2009-02-07 09:27) 

AURA

皆様コメント&niceありがとうございます<(_ _)>

>のりドム&みさドムさま
実物はスポーツカーのたたずまいですよ! 今日試乗してさらにその思いは強くなりました。
Tは結局イメージ商品、自社製品イメージアップのためのハイブリッドですから、スペックで勝負するより他ないでしょう。でもあのTのことですから、骨身を削ってでも広告宣伝費代わりにディスカウント値で出してくる可能性はありますね~ 新型ですらも。旧型の剥ぎ取りバージョンなんか、なりふり構わない値段でしょうねぇ・・・
by AURA (2009-02-07 23:51) 

たのぴん

乗り込んでみました!
かつての愛車CR-Xのイメージでいたのですが、
見た目よりも意外に大きい車体の感じにびっくり。
小さいクルマを乗り継いで来てしまったので、
運転できるかなぁと一瞬不安になりましたが、
ノーズの短さとオシリの短さがあるので問題なさそうです。

明らかにT社とはコンセプトが違います。
資本主義経済で生き抜く上でひたすら儲けを追求するために
品質が高いものを恥知らずな手法で出すのも悪ではありませんが、
絶対にモノマネをしない、楽しく喜ばれるクルマを作るという意識が
この会社にはありますね。過去のクルマを並べてみれば、
そんなこという人はいないと思うんですけどね。
Pに似ていると言われているらしいですが、これはCRX未来バージョンですよ。
by たのぴん (2009-02-10 19:39) 

巴さろん

はじめまして、インサイトを検索してヒットしました。今日、ショールームで実際に見てきましたが、運転席に座ったとき、ドアの内側がえぐられており、肘がぶつかることなく余裕があり、工夫の跡が感じられました。

スポーツカーに近いという評価はぴったりですね。車高が低いため,空力抵抗が少ない反面、雪道の北海道では、轍に嵌ってしまいそうです。結局、アラカン世代の私には不向きかな?と、ちょっとがっがりでした。189万のハイブリッド車には魅力を感じるものの、ファミリーカーとしては使い出が悪いので、購入は見合わせます。
by 巴さろん (2009-02-11 15:18) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。