新世紀合金 エアーウルフ 【限定版】

どうにもストレスが溜まって「なんか散在してぇ～」と、会社帰りにトイザらスへ行きました。ちょっとストラクフリーダムフラッシュエディションに惹かれそうになったんですが、そんなときに目に留まったものがありました。それがこれ、そう、知る人ぞ知る「超音速攻撃ヘリ　エアーウルフ」！！

これは、模型で有名なアオシマが発売している「新世紀合金」というシリーズのトイです。なにがどう「新世紀」なのかはさっぱりわからんのですが、このシリーズでエアーウルフが出ることは、模型雑誌でずいぶん前から知っていました。

が、模型誌が発売されるたびに発売日が延期され、正直言って「こりゃもう発売されないんじゃないか・・・？」と思っていました。そんなこんなしているうちに、この存在そのものも忘れていたところで、店頭に並んでいるのを発見したわけです。これはパッケージ。

当初より、これには初回限定版と通常版がリリースされることも知っていました。通常版は劇中のイメージを重視したカラーリングのネイビーカラー。限定版はメタリックブラックの精悍な塗装のもの。店頭でも１個だけ限定版がありました。なにしろ限定版のカラーを見たことがなかったので、正直迷いましたがやはり「限定版」の文字が私を誘った・・・（笑）　というわけで限定版を購入。トイザらス特価で６，９９９円（税込み）。

ところで、「エアーウルフ」をご存じない方のために解説しますと、これは１９８０年代のアメリカのテレビ番組のキャラクターです。邦題は「超音速攻撃ヘリ　エアーウルフ」。

CIAの依頼により、超音速で飛べるヘリであるエアーウルフを作った科学者モフェット博士は、かつて自分を冷遇したCIA、ひいてはアメリカへの恨みを忘れておらず、エアーウルフの完成披露の場からエアーウルフごと逃亡、カダフィ大佐のいるリビアに亡命（このへんが当時のアメリカの世相を現してますね）。CIAはエアーウルフ奪還を腕利きヘリパイロットだが世捨て人同然の生活をしていたストリングフェロー・ホークに依頼。ホークは成功させるものの、CIAにエアーウルフを返還することは拒否。返還の条件として、ベトナム戦争で行方不明になった兄セントジョンの捜索をCIAが行うことを条件に提示しました。なかなかあくどい（笑）

しょうがないのでCIAは条件を飲んだものの、代わりにエアーウルフを使っての仕事をホークに依頼することを条件にしたわけです。これでお互いに商談成立。さまざまな事件がこれから起こるわけです。

放映前半は、核ミサイルをエンジン全開で追跡、撃墜するといった手に汗握るエピソードや、大型戦闘ヘリHX-1とのドッグファイト、エアーウルフ２号機の登場など、アメリカらしいダイナミックな映像が素晴らしかったのですが、途中から前の映像の使いまわしが多数になりあからさまに資金不足を露呈。CIAの捜索の甲斐あってか、セントジョンが見つかって帰国した直後にホークの相棒ドミニクが爆死、ホークも重症を追ったかと思うとその後をセントジョンが引き継ぐという謎の展開。物語もつまらなくなってしまい、邦題「新エアーウルフ　復讐編」と、内容と合っていないこと甚だしいタイトルに変えてみてもどうにもならず、１８話程度で打ち切られてしまいました。そもそもセントジョンが見つかったら、エアーウルフは返さなきゃいけないのでは・・・・・

物語はつまらなくなっても、航空機としてのエアーウルフのカッコよさはピカイチでした。エアーウルフの原型は、実在のビジネスヘリ「ベル２２２」ですが、このオリジナルにちょっとだけ外装を施し、ツートンカラーに塗装するだけというお手軽改造で「ここまでヘリがカッコよくなるのか！？」と驚いた覚えがあります。そのセンスに脱帽。未だにこれを超えるヘリを見たことがありません。

さて、前置きが長くなりましたが中身そのものを紹介しましょう。結論から言いますと、限定版にしてよかったです。メタリックブラックの外観が渋くて最高！　劇中のイメージとも合っています。

ロゴマークと、シンボルマーク入りの飾り台付です。サメのようなフォルムが美しい。

ギミックとして、レバー一つでランディングギアが出し入れできます。また、操縦席ドアが両側開閉します。

パーツの差し替えで、機関砲およびロケットランチャーの展開／収納状態が再現可能です。また、写真ではわかりづらいのですが、劇中でもよく使われたフレア・ディスペンサー（対赤外線追尾ミサイル用の火炎弾発射口）を開閉できます。ボディ横にある赤い部分の左下にそれがあります。

最大のギミックは、メインローターとテールローターがモーターで回転することです。

もう雰囲気最高！！　思わずかの有名なテーマ曲を口ずさんでしまいます。

当初、見送ろうかなぁとおもっていたこのエアーウルフですが、買って良かったです。ディテールも非常に良いですし、プレイバリューも高い。箱を手にしたときに異様に軽かったのが気になり、「中身しょぼいんじゃないかなぁ・・・」と不安だったんですが杞憂でした。エアーウルフ好きな方なら買って損なしと断言できます。

他にもエアーウルフ関係のミニチュアは、「ホットウィール」シリーズに、着陸状態と戦闘状態のものが二種類と、なかなか恵まれています。記念に三点で記念撮影。

そういえば、放映当時にエーウルフのロゴマークが入ったブルゾンを見かけたことがありまして、それがすっごい欲しかった覚えがあります。あれはどこで手に入ったんでしょうねぇ・・・・　また、これを機に、第一話だけでいいからDVD化されることを望んで止みません。

あと、このエアーウルフの本物が事故で失われた、という話も聞きますがホントなのかどうか・・・　本当だとしたら残念でなりません。

コメント 2

キャー！エアーウルフ♪　大好きでしたよ。
トイザラス、行ったらヤバイかも・・・

エアーウルフのＬＤなら何枚か持ってますが、ＤＶＤにならないかなぁ。
写真集なんかも持ってます（笑）
あと、なぜかナイトライダーとの両Ａ面のＬＰも持ってたりして・・・（＾＾；

ちなみに、私の中では、ジョンが見つかってからの話は存在してません（笑）
by ぼっこしだいく (2005-11-25 23:56) 

＞ぼっこしだいくさま　コメントありがとうございます<(_ _)>
お～。ここにもエアーウルフ好きの方がいらっしゃいましたね！
LD持ってらっしゃるんですか！　私にはせいぜいレンタルビデオ借りる勇気しかありませんでした。なかなか勇者ですね！
DVDは海の向こうでは出ているみたいなんですけどね・・・　ナイトライダーは出たので、ここはエアーウルフでも期待したいものです。
by AURA (2005-11-27 21:28)