キャラホビ2007【企業ブース】

キャラホビのもう一つの顔、というよりほとんどの人にとってはこちらがメインであろう企業ブースである。写真は新聞でも取り上げられていたガンダムねぶた。

なんといってもキャラホビはバンダイである。気合の入り方も半端ではない。

特に今回は「ガンダム00」という新作公開を目前にしているため、かつてSEEDスタートを前にした時以上の展開であった。

現時点で私はキュリオスが好みであったので、キュリオスを重点的に見たが、食玩でも変形（差し替えであろうが）を実現したものもあり、公開前にここまで商品展開を明らかにしている例を知らない。バンダイはやる気である。

実は今回のキャラホビで個人的に一番楽しみにしていたコーナーがあった。「ガンダムUC」のプロモーション映像である。

読んでいる人なら判ると思うが、現時点でのクライマックスであるユニコーンが「ガンダムに変形」してネオジオンのMSクシャトリアと対決するシーンである。途中ジェガンも登場したが、この２機がダイナミックにドッグファイトを行う様子が見事に表現されていた。必見である。また商品展開も発表されていた。いきなり1/100ユニコーンがキット化決定である。ユニコーン状態のサンプルが展示（撮影禁止）されており、それ以上は詳しくはわからなかった。マスターグレードなのかどうかも一切不明である。自分としてはなんとしてもリゼルが欲しいので、バンダイの説明員の方に一言申し上げておいた。実現を望む。

今回のバンダイブースは撮影禁止が緩かったように思う。ナンバー101のマスターグレード、デスティニーも難なく撮影することができた。

これだけ見た限りでは、既にある1/100との違いが見えない。光の翼等付属のスペシャルパーツバージョンを出すらしいが、そのくらいは通常版に付けてもいいような気がする。もっとも、そういうものがいらない人のために通常版がいるという考え方もあるが。

バンダイブースには絶対ある、いやあって欲しいと思っていたものがあった。

そう、超合金魂ライディーンである。電撃ホビーでの発表以来情報が無かったが、来年発売、13,125円という発表があった。しかも！　あの岩付きで「DXフェードインセット」とのことである。このシリーズは10周年だそうで、その記念モデルとなるようである。いつ出るかいつ出るかとやきもきさせられて10年。これなら待った甲斐があるというものである。

気になるものを一つ。レイズナーをリリースした「魂スペックシリーズ」の新作ドラグナー１である。

放映開始当時、オープニング画面で作画を担当した大張正己氏によるパースを効かせたフォルムが非常にカッコよく話題になったものの、あまりにも設定画と違い過ぎる為にスポンサーからクレームが付いて、直ぐに設定どおりのデザインに差し替えられたという曰くがあったが、なんとその大張氏によるデザインのドラグナー、通称「バリグナー」が立体化されるのである。なんといういい時代なのだろう。このリリースの報を聞いて即通販予約オーダーをかけたが、納得の出来である。なお、通常の設定版もフレームを共通化したおかげでリリースされるそうだが、正直眼中に無い。ちなみに下はマックスファクトリーで展示されていた参考出品のドラグナー１である。

さて、GFFのサイコガンダム、G3ガンダムなど。

G3はワンフェスでほぼ半額近くで叩き売りされているのを目撃したのだが、実物を見ると買っておけばよかったと少し思っている。

新聞にも掲載されていたプラチナガンダムも展示されていた。あまりにも小さい。

バンダイばかりに目が行きがちであるが、タカラトミーもがんばっていた。ボトムズ関係展示が目立った。

噂に聞いていた1/1 AT（ブルーティッシュドッグ）が展示されていた。想像よりも大きい。妙に足が長く感じるのは下から見上げたせいであろうか。確かにこのサイズでは降着機構が必要であろう。「機甲猟兵メロウリンク」では対ATライフル抱えてこれによじ登るというシーンがあったが、これでは大変である。

模型雑誌のブースも過去の作例実物を展示していて盛況であった。下は電撃ホビー作例より∞ジャスティス。

往年のヤマト好きにはこのようなものも。複座仕様と爆撃仕様のコスモタイガー２とは芸が細かい。

全体を見て廻るのに２時間は要しなかった。会場もスペース的に余裕があり、同日にお台場方面で行われているイベントとは全く見て歩きやすさが異なる。当初C3と呼んでいた時代とは大分イベント内容が変わってきており、企業ブースの力の入れ様が目立ってきている。

全体的に楽しいイベントであった。来て良かったと思っている。ガレージキットの出品規模が年々細くなってきているのが気がかりであるが、続けて欲しいものである。