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9.11 あの日から10年 [雑感]

あの日、その時間は家にいました。

当時放映していたNHKの「プロジェクトX」は姫路城の話で、番組も終わりに差し掛かったところニューステロップで「ニューヨークの世界貿易センタービルで火災」の知らせが。そして番組が終わるとニュース速報で映像が映し出されました。

確かに燃え盛る世界貿易センタービル。「これは大変な火災だな」と思うのと同時に、かなり古いですが「タワーリング・インフェルノ」という映画と、「ダイ・ハード」の一シーンを連想しました。

次の瞬間、画面を横切る飛行機の陰が映りました。「ニューヨークだから、近くを飛行機が飛んでいるんだな」と思った、いや思うのが終わる間もなく、もう一つのビルから大爆発が。僕はその瞬間を見てしまいました。一瞬何が起きたかさっぱりわからず、頭の中は混乱。あの飛行機はどこへ行ったのか、なぜもう一つのビルから唐突に爆発が起きたのか・・・ 思考がまったくつながりませんでした。

事の顛末は知ってのとおりですが、あの日ほど背筋が凍った日はありません。東日本大震災は自然の猛威ひ戦慄しましたが、9.11は人の所業に戦慄しました。人とは、これほど恐ろしいことを思いつき、またそれを実行にできるものなのか、と。

いま追悼式典が行われている最中です。しばし、あの日のことと、あの日亡くなった方々に思いを馳せたいと思います。 


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