F1に関する耳を疑う某社トップの発言

いよいよ開幕し、いきなり大荒れのレースであったが、このF1に関して参戦する某社のトップの発言について耳を疑いたくなるようなニュースを目にした。下がそのソースである。

http://www.jiji.com/jc/c?g=spo_date2&k=2008031700473

・・・・市販車の開発ではライバルメーカー車を購入して分解・分析するのが常道だが、Ｆ１車にはその手が使えない。渡辺捷昭社長（６６）は「実物が手に入らない中で、敵の力を分析するための経験値が足りなかった」と振り返る。・・・・・

だそうである。もしや、可能ならトップチームのマシンも買うつもりだったのだろうか、と疑いたくなる。

ライバルメーカーのクルマを分析する、というのは確かにそうなのであろう。しかしそれは表立って言うことなのだろうか・・・

別名「マネタ自動車」と呼ばれるくらいである。過去にライバル車のスリーサイズと全く同じくしたクルマを発売したこともある。しかし、それを社長が発言するというのはどういう会社なのであろうか。　トップが他社の真似を公然と肯定した訳である。これは優れたモノづくりをして対価を頂くメーカーとして恥ずかしいことではないのではないだろうか。　世界一尊敬される会社、が聞いて呆れる。これが正体なのであろう。

別にF1を神聖化する気はないが、自分を極限まで磨くことで勝利を目指すスポーツであることに変わりは無い。それを「相手を分析することで、それより良いものでなら勝てる」という志の低いチームに旗を預けることは出来ない。F1は宣伝の手段ではない。

アイルトン・セナが命を賭したものを汚されたくは無い。かなり驚き呆れたので書かずにはいられなかった。

コメント 2

まったく同感ですね。
ホンダびいきは抜きにしても、Ｔ社のやり方には少々嫌悪感あります。
だから昨年の日本ＧＰみたいなことが起こるのかもしれません。
あくまでも宣伝ではなくモータースポーツですよね！
by のりドム＆みさドム (2008-03-19 20:55) 

>のりドム＆みさドムさま
コメント＆ｎｉｃｅありがとうございます。
確かに私はホンダびいきですが、それなりに日産やスズキは評価しています。ですがトヨタは・・・
まぁあそこはクルマを扱う商社だと思えば、そのやり方も理解できるのですが・・・
by AURA (2008-03-29 21:16)